摩周湖・屈斜路湖・阿寒湖、定期観光バス・ピリカ号でのツアー

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釧路駅発の阿寒バスのツアー(ピリカ号)は、釧路湿原・摩周湖・硫黄山・屈斜路湖・阿寒湖を1日(釧路駅8時~釧路駅着16時50分)かけて回るコースで、コンパクトに釧路周辺の最大の観光スポットをほぼ回ってくれるものです。ガイドさんも付いていていて、お値段もお手頃なツアーでした。毎日出ているのと、予約人数によって増便もしているようですので、計画も立てやすいと思いました。

7時30分にJR釧路駅前のスーパーホテルの1階にある「阿寒バス」の窓口で受け付け開始。

バスターミナル(スーパーホテル1階)

バスターミナル(スーパーホテル1階)

8時ちょうど 釧路駅を出発、市内のホテルをいくつか経由して、座席はほぼ満席になりました。

最初の停車地は摩周湖で、そこまでの間、前半は釧路湿原の西側に沿って走ります。途中停車しないので、ガイドさんの案内と車窓からの景色を見るだけになります。湿原は主に右側に位置するので、バスのどちらに座るかで車窓の景色に差がでてしまいます。座製指定ではなかったので、早めに並んで進行方向右側の席に座ると良いでしょう。
コースは湿原の縁に沿って走るので、残念ながら湿原という感じは車窓からだけではあまり実感できませんでした。ただ、所々で鶴のつがいが見られましたが、これも季節・天候によるので運しだいのようです。
湿原を走る区間はほぼ30分ぐらいで、その後は摩周湖へとひた走ります。

10時頃、摩周湖へ到着(滞在時間30分)。

寄るのは第一展望台だけで、第三展望台へは行きませんでした。ちなみに第二展望台は過去にはあったそうで現在は幻の展望台となっているとの説明がありました。
さて、摩周湖ですが、台風が近づいていて天候が悪くなっていたので、残念ながら「霧の摩周湖」でした。最後まで粘りましたが、結局何も見えませんでした。駐車場にはお土産屋さんがあるだけだと思います(何しろ視界50m程度の深い霧でしたので)。

バスは霧の摩周湖を出発して、摩周湖と屈斜路湖のほぼ中央にある硫黄山に向かいました。

11時頃、硫黄山(アトサヌプリ)に到着(滞在時間30分)。

硫黄山レストハウスの駐車場にバスは停車し、硫黄山の麓周辺の噴気孔の近くまで行くことができます。かなり硫黄の臭いがきつい。硫化水素だから大量に吸えば危険だが、それだけではなく熱水に注意の表示もあり、さすがに活動する火山を目前にし地球の躍動を感じられるところでした。
噴気孔の周り一帯は草木もなく、一種独特の景観であり一見に値します。
なお、硫黄山の噴火警戒レベルは、今のところ警戒レベル「1」(活火山であることに留意)に指定されていて、噴火の兆候は認められていないということでした。

硫黄山を出発し、次の目的地、屈斜路湖に向かいましたが、そこまでの車窓は取り立てて見どころはありませんでした。

11時45分頃、屈斜路湖(砂湯)に到着(滞在時間20分)。

屈斜路湖の砂湯で温泉探し、砂をちょっと掘ると温かいのを感じます。砂湯自体はそれだけですが、周辺では屈斜路湖の景観を堪能することができます。時間は短かったですが、砂湯のある場所からほんの少し外れると、バスで来た人たちもほとんどいません。人の集まる場所以外に湖の周りにあまり人造物が無いので、静かな山中の湖を感じることが出来ます。ちょっと、離れるのがお勧めです。

12時10分頃に屈斜路湖を出発して、次は最後の立ち寄り地、阿寒湖へ向かいます。約1時間ほど山道を走って行きます。

13時頃、阿寒湖に到着(滞在時間2時間)。

阿寒湖では、昼食時間が含まれているので、時間は十分にあります。ここで宿泊する人は阿寒湖を終着地にすることができます。また、少し滞在時間を延ばしたい人は、次の阿寒バスの路線便に、釧路を終着地とした定期観光バスの乗車券を使って乗り換えることが出来るとの説明がありました。結構柔軟な対応をしているようです。

阿寒湖は温泉地であり、さすがに観光地化した街並みです。
まずは少し静かなところに行ってみようかと思い、街外れにある阿寒湖畔エコミュージアムセンターに行ってみました。環境省の管轄で入場は無料でした。
阿寒湖およびその周辺の自然の紹介、生息動物のはく製やマリモ、魚の展示などがあり、全体をつかむには良いかもしれません。

阿寒湖エコミュージアムセンター

阿寒湖エコミュージアムセンター

センターを出ると、そのすぐ横からセンターの裏に向かってボッケ遊歩道という小道があり、案内では距離1.5km、全部回れば所要時間45分ほどの林の中の小道です。
ボッケとはアイヌ語で「煮え立つ場所」という意味だそうで、地質現象の「泥火山」のことを意味しているとのこと。街の中心から外れているせいか、行った日はほとんど人に会うこともない状況でしたが、静かな林の中を散策できる気持ちの良い所でした。4月下旬から5月中旬ぐらいだとセンターの裏の湿地で水芭蕉を見ることができるようです。

ボッケ遊歩道

ボッケ遊歩道

ボッケと言われる泥火山は想像していたほど大きなものでありませんでした。しかし、やや遠景でしか見えませんが、今でもボコボコと泥の中から噴気が上がって火山活動の一端を垣間見ることが出来ました。

ボッケ

ボッケ

ボッケのすぐ先から阿寒湖畔に降りることができ、湖の先には雌阿寒岳が正面に見え、湖に何も浮かんでなく結構いいビューポイントだと思います。

ボッケ側から見た阿寒湖

ボッケ側から見た阿寒湖

ボッケからは、そのまま湖を回って繁華街へと出ることでき、遊覧船の乗り場やホテル街に出ます。
遊覧船でチュウルイ島という湖の中ほどの島に行くと、マリモ展示観察センターがあると言われましたが、私は後の時間の関係でパスしました。なお、ピリカ号の運行計画では遊覧船に乗る時間はありませんが、乗りたい人は申し出ると、その後の阿寒バスにピリカ号の乗車券で乗ることができます。

湖の端を回り、街の西端で中央道の方に向かうとアイヌコタンがありました。
入り口は電柱と沢山の電線、道の中央が駐車場になっていて、せっかくの装飾や街並みが少し残念な気がしました。

アイヌコタン入り口

アイヌコタン入り口

アイヌコタンとはアイヌ集落のような意味とのことですが、生活圏であると共に、アイヌ文化の継承と民族製品の販売の場のようになっいます。木彫りの製品や織物などを売る店が、入り口からずっと連なっており、一番奥には、アイヌ文化伝承館(チセ)、アイヌ舞踏劇場(イコロ)、アイヌ生活館などがまとまってありました。

さて、阿寒湖で訪問地は全て回り、後は帰るだけです。

15時10分にバスに集合、帰りは国道をひた走るだけで特筆する場所はない。
16時10分 たんちょう釧路空港に着
16時50分 釧路駅に到着・解散

釧路駅でこの後、知床に向かう計画だったので、列車までの時間が少し余ったので釧路駅周辺を散策してみた。
幣舞橋に行ってみたところ、ちょうど日が西に傾いているところだった。さすがに日没まで待つ時間は無かったが、幣舞橋から河口に向けて西に面しており、時間と季節にもよるが、時間が合えば、夕陽を楽しむことが出来そうだ。

まとめ

私の場合は前日根室から釧路で宿泊、当日夜に知床に向かう予定で、釧路で1日の余裕時間を作った。さて、釧路周辺をどう回ろうか考え、レンタカーか定期観光バスを使う選択肢はあったが、強行軍になっており、1日ゆっくり回りたいということで、定期観光バスにした。
多分、レンタカーの方が自由度は高かっただろうし、釧路湿原も回れたと思う。一方で、釧路湿原以外では、多分時間の制限から、行く場所に関しては、結果的にほとんど変わらなかったのではないかと思う。
そういう観点からは、気楽に、かつ手頃に主要な観光地を回ることが出来ると言う点では、ピリカ号を使うのは、結構お得なものではないかと思う。

まとめ

釧路にある自然を楽しむという観点での観光としては、釧路湿原が車窓だけということで、ここだけは別に計画をする必要があるが、他はおおむね網羅されている。電車・路線バスで移動できる余裕がある場合や、レンタカーで自由に動ける場合は別として、ちょっと一回りしてみたいという向きには、ポイントが押さえられていて、コンパクトで良いのではないかと思う。ガイドさんもついているが、それぞれの場所での案内まではしてくれない。しかし、車内の案内で歴史などを説明してくれるし、降りても迷うような所ではないので充分だろう。

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