層雲峡にある銀河の滝と流星の滝は層雲峡温泉から3㎞ほどの所にある。層雲峡温泉側から向かうと、トンネル(銀河トンネル)が見えて来るが、その手前で右側(川側)に曲がる。もともと旧道だが今はトンネルが出来て閉鎖されている。その旧道は滝の正面のところまで行けて、そこが駐車場になっている。
滝はこの駐車場からも見えるが、銀河・流星の滝の両方を見るには、裏の山を登って「双瀑台」に行かないと見えない。下から見るのとは違い層雲峡のそそり立つ岩の姿も見えて来る。
層雲峡(国土地理院地図閲覧サービス
流星・銀河の滝・駐車場の案内に従って行くと、長細い駐車場に着く。左側には休憩施設(滝ミンタラ）がある。この施設のあるの場所がちょうど２つの滝の真ん中にあたる。実はこの建物の裏側が２つの滝を同時に見ることのできる「双瀑台」の登り口になっている。よって、滝はこの建物の向かい側に見えるのだが、２つの滝の中央にあるため、ここからは滝は見えず。駐車場から見るなら、それぞれ左右にずれたところに行く必要がある。
流星・銀河の滝休憩舎（滝ミンタラ）
この建物から左側（駐車場の奥側）に行くと「銀河の滝」がある。なお、滝の流れ込む川は「石狩川」でその上流部にあたる。これが札幌の方まで流れて日本海へ注ぐ、信濃川、利根川に続く日本で3番目に長い川の始まり部分だ。
銀河の滝は落差120mとある。岩に当たり、白糸のように曲がりくねって落ちる様から雌滝と呼ぶそうだ。
銀河の滝
銀河の滝
次に、建物の右側（駐車場の入り口側）に行くと、「流星の滝」が見える。木々に隠れて見にくいが、滝の吹き出す部分が見える。落差は90mとのこと、力強く見える所から雄滝と呼ぶそうだ。
流星の滝
流星の滝
駐車場からは別々にしか見ることができない。そこで「双瀑台」に登って2つの滝を同時に見ることにする。しかし、登り口が見当たらない。それもそのはず、休憩施設の裏側になっていた。建物の丁度真ん中の所が入口だ。少し分かりにくい。
裏側は林になっていて細い登り道がある。所々階段や手すりなどがあり、整備されているので登りやすい。ただ、等高線を読むと130mぐらいの標高差がある。40階ぐらいのビルに登るのと同じぐらいなので、意外ときつい。
双瀑台から銀河・流星の滝
滝の流れ落ちる石狩川の流れ。水量はそう多くは無かったが、流れは急だ。この流れが層雲峡を作ったという。
石狩川
昔は層雲峡に来たら垂直にそそり立つ岩山の姿を見るのが定番で、駐車場の先に続く旧道をバスに乗って見た記憶がある。今は小函の辺りでがけ崩れがあってから通行できないが、そこが一番の観光スポットだったと思う。そういう意味ではこの場所が唯一その片りんを見せている場所となるのかもしれない。
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