宗谷岬に寄った後、宗谷周辺でどこか訪ねてみるような所がないかと調べたところ、「白い貝殻の道」という所があるという。興味本位で寄ってみた。車のナビの検索では見つからなった。そこで地図から近くの公共の施設を見ると、宗谷郵便局(稚内市宗谷村宗谷77 )の近くであることが分かったので、そこを目標に向かった。
宗谷岬方面から向かうと左手に宗谷小学校があり、大きなカーブとなっている所に斜め左に入る道がある。宗谷公園の表示があったが、そこを入り、しばらくすると左手に郵便局がある。そこを郵便局側に左折すると、3方向に道が分かれている。その真ん中の道(左の道は舗装されていない)を登って300mほど進むと「白い貝殻の道」なるものが出てきた。
なるほど、道が白い。途中まで舗装道路だが、白い部分からは貝殻の粉砕されたものが敷かれている。ホタテ貝の貝殻を敷いたもので、風化して真っ白になったようだ。この道がずっと続いているが、車が1台通れるぐらいの道なので、深入りせずに戻って来た。
この道を踏破したわけではないので、全体像を語ることはできないが、確かに珍しい光景だ。地図の上では、一周して戻ってくることもできそうだが、保証の限りではない。
一見するには値するかもしれない。
なお、小高い丘を登っていくので、周りの山々や海を見渡すことができる。
なお、宗谷とホタテの関係がよく分からなかったので、調べてみたところ、平成27年でホタテの漁獲量が24千トン、金額で40億円とのこと、漁獲量の数量で53%、金額で33%を占めると言うから、まさにメインの獲物になっているようだ。ホタテというと養殖かと思いきや、桁曳網(けたひきあみ)という漁法で獲っている方が圧倒的に多い。要は自然生育のホタテの産地なのだ。
その廃物の利用ということでこの道が出来た、ということを知った。出来た理由を知ると面白いものだ。
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