宗谷岬

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宗谷岬は日本最北端の地で最果てのイメージはあるが、国道のすぐ脇にあり、通りすがりの誰もが立ち寄る場所となっているようだ。宗谷岬の北には樺太、今はサハリンと呼ぶようだが、がある。北方領土と共に日本人の生活していた地でもあり、樺太島は宗谷岬からわずか43km先にあり、その中間に国境がある。ここもまた国境の町だが、根室岬のような緊張感は伝わってはこなかった。
宗谷岬は、紋別から約190㎞、稚内へ約30㎞ほどの所にある。紋別からは途中観光も含め、車で約4時間45分かかった。

宗谷岬(国土地理院地図閲覧サービスより)

宗谷岬(国土地理院地図閲覧サービスより)

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紋別より、ウスタイベ千畳岩、北見神威岬、ベニヤ原生花園、エサヌカ線に寄って辿り着いたが、国道のすぐ脇が宗谷岬の先端になっていて、もう少し奥まった所と思っていたこともあり、あっけなく着いてしまった。

宗谷岬全景

宗谷岬全景

岬の先端近くに三角錐をした「日本最北端の地」の碑がある。案内には「北極星の一稜をモチーフに、中央には北を示す「N」、台座の円形は「平和と協調」を表している」とある。北極星の一稜とは何だろうかと調べてみたが、一稜は「ひとかど」と読むようで、北極星の輝きの一部(ヒトデの足の一本)を模したもののことのようだということで、とりあえず納得した。
残念ながら、樺太の島の姿は見えなかった。

日本最北端の地

日本最北端の地

日本最北端の地の碑の脇には、間宮林蔵の立像がある。
間宮林蔵は江戸時代に、樺太に渡り、島であることを発見した人物だが、当時の道もないような土地を歩いて調査したことを考えると、たぐいまれな探検家の一人であり、思いを馳せると、ロマンより凄まじさのようなものを感じる。

間宮林蔵の像

間宮林蔵の像

間宮林蔵の像の後ろに島が見える。弁天島という島で、「北海道稚内市の宗谷湾にある無人島。宗谷岬の北西約1.2 キロメートル沖合に位置する島であり、日本が実効支配している域内では最北端の地にあたる。」とのことだ。

宗谷岬は場所や景色で言えば、北海道の北の端ということだけになってしまうが、歴史を重ねてみると重厚なものになってくる。

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