ポルトガル語文法:動詞(過去未来)

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ブラジルポルトガル語:動詞

直接法・過去未来 (Mode indicativo – Futuro do pretérito)

ポルトガル語の「未来」時制は、現在未来と過去未来がある。現在未来は現在時点から見ての未来、過去未来は過去の時点から見ての未来と区別される。今回は、その内の過去未来を説明する。

「過去未来」は主に次のような場合に使われる。
1.過去のある時点を起点として、それから後に起こるだろうことを表現する(過去の推量)「~するつもりだった」「しようとしていた」
2.命令や願望などを丁寧または控えめに表現する(丁寧)「~してもらえませんか」
3.事実と反したり、実現不可能なことをした場合の結果を想像する(仮定法)「(もし~であったら、)~であったろうに」

動詞の変化(過去未来)

規則動詞
規則動詞は以下の様に変化する。
ar動詞: 動詞の最後のarを取って、一人称単数は aria、三人称単数は aria、一人称複数はaríamos、三人称複数は ariamを付ける。
er動詞: 動詞の最後のerを取って、一人称単数は eria、三人称単数は eria、一人称複数は eríamos、三人称複数は eriamを付ける。
ir動詞: 動詞の最後のirを取って、一人称単数は iria、三人称単数は iria一人称複数は iríamos、三人称複数は iriamを付ける。
※動詞の原形(不定詞)に、-ia, -ia, -íamos, iam を付けた形を原則と考えると覚えやすい。この語尾の変化は不完全過去のer動詞、ir動詞と同じ変化をする。
規則動詞の具体的な動詞での変化(過去未来)
動詞の原形
(不定詞)
意味 Eu Você
Ele
Ela
Nós Vocês
Eles
Elas
passar 通る passaria passaria passaríamos passariam
bater 打つ bateria bateria bateríamos bateriam
partir 出発する partiria partiria partiríamos partiriam
不規則動詞の変化

不規則動詞の変化の例

不規則動詞の例(過去未来)
動詞の原形
(不定詞)
意味 Eu Você
Ele
Ela
Nós Vocês
Eles
Elas
dar 与える daria daria daríamos dariam
estar ~である estaria estaria estaríamos estariam
ser ~である seria seria seríamos seriam
fazer 作る、~する faria faria faríamos fariam
dizer 言う diria diria diríamos diriam
ir 行く iria iria iríamos iriam
vir 来る viria viria víríamos viriam
pôr 置く poria poria poríamos poriam

直接法・過去未来の文例

1.過去の推量

Eu permitiria sua entrada, mas agora não dá para abrir a porta. (私はあなたが入るのを認めるつもりだった、でも今はドアを開けることが出来ない)
Eu lhe explicaria o problema, mas agora não dá. Não tenho tempo. (私はあなたに問題を説明しようとしていた、でも今はだめです。時間がありません)
Ele lhe daria estas informações, mas hoje não dá. Ele não veio trabalhar. (彼はあなたにこれらの情報を伝えるつもりだった、でも今日は出来ないです。彼は仕事に来ていなかったので)
Ela gostaria de viajar, mas o salário dela não dá. (彼女は旅行に行きたかった、でも彼女の給料では無理だ)
Eu abriria a cofre para você, mas não dá. Não tenho a chave. (私はあなたのために金庫を開けるつもりだった、でもできません。鍵を持っていません)
Ele ficaria rico com esse projeto, mas não dá pare negócios. (彼はその企画で金持ちになろうとしていた、でも彼は交渉がへたくそだ)

2.丁寧(命令・依頼→丁寧な依頼の順に記載する)

Ajude-me! (手伝って!)
Você pode me ajudar?(手伝ってくれます?)
Você poderia me ajudar, por favor? (手伝っていただけますか?)

Mostre-me seus documentos!(あなたの書類を見せなさい!)
Você pode me mostrar seus documentos?(あなたの書類を見せてくれますか?)
Você poderia me mostrar seus documentos, por favor? (あなたの書類を見せていただけますか?)

Eu quero um copo d’agua.(水を一杯欲しい)
Eu quereria um copo d’agua, por favor. (水を一杯頂きたいのですが)

Eu gosto de fazer uma reserva. (予約したい)
Eu gostaria de fazer uma reserva.(予約したいのですが)

3.仮定法

仮定法過去に相当し「もし~であったら、~であったろう」という内容の場合に主節には直接法過去未来が使われる。一方、従属節では、動詞に-esseと付いているが、これは、「接続法・過去」と言い、se(もし)のように疑問や仮想的な内容を示す節の中で用いられ、過去の事がらを表す場合の形である。仮定法過去は「se +接続法過去、直接法過去未来」の形になる。

Eu não faria isso se fosse você,(もし私があなただったらしなかっただろうに)
Se eu estivess em férias, dormiria até às 10. (もし私が休暇中だったら10時まで寝ていたのに)
Se você falasse mais alto, ele a ouviria, (もっと大きな声で話せば、彼が(あなたの声を)聞いただろうに。
Eu viajaria para o Brasil esta ano se meus negócios o permitissem. (仕事が許してくれたなら、私は今年ブラジルに旅行できたのに)
O que você faria se fosse milionario? (もし大金持ちになったら君は何をしていましたか?)

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