北海道上川郡美瑛町にある十勝岳の登山基地でもある望岳台に行って来た。十勝岳に登る計画は無かったが、天人峡から然別湖に向かう途中、美瑛を通るので足を延ばしてみた。美瑛の町から約25㎞ほどの所にあり、標高930mになる。途中には青い池や白銀温泉などがある。まずは望岳台を目指した。約30分ほどの行程だった。
望郷台のすぐ下には十勝岳望岳台防災シェルターがあり、その周りに駐車場がある。十勝岳は活火山だから当然なのだろう。シェルターは、かなりの人数を収容できそうな施設だ。現在、十勝岳は噴火警戒レベル1で活火山であることに留意のレベルになっているが、レベル3(入山規制)になると、この望岳台も範囲に入りそうだ。
ここから、一段登ると、まるで広場のような光景が広がる。シェルター側を見ると美瑛の町の方向が見渡せる。一段下がった所にある建物が十勝岳望岳台防災シェルターだ。
この広場から十勝岳に向かって大パノラマが広がる。十勝岳を中心に山が連なる光景は息をのむようだ。
少し登った所に望岳台を示す石の表示がある。その右の道の様になっているところが十勝岳の登山道につながっている。
周りを見渡すと、紅葉がすっかり始まっていた。赤はナナカマド、カエデ、黄色はダケカンバのようだ。10月の初めだったがやはりここの紅葉は早くから見られるようだ。
もう少し奥まで入って行ってみたかったが、登山の準備をしていなかったのと時間の都合もあり、望岳台の周辺で景色を眺めるだけに留めた。それにしても見事な紅葉であった。
なお、望郷台に行くだけならば、やや火山岩がごろごろして歩きにくいところはあるが、特別な準備はいらない。そして、ここだけでも十分に満足できる場所であった。
ただ、近くに陸上自衛隊上富良野演習場があり遠くで雷の鳴るような砲弾の音が聞こえてくるのは豊かな自然の中で少し違和感を感じた。
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