サロマ湖は湖岸からではその全容を見ることは出来ない。サロマ湖の南側にこの近辺では一番高い山である幌岩山(376m)がある。位置的には湖の南岸の東側になる。その頂上にサロマ湖を俯瞰する展望台がある。登ってみると、直下にほぼ180度に湖が広がっている。行くには徒歩か車で行くしかないが、一度は登ってみる価値のあるところだと思った。
車で幌岩山のサロマ湖展望台に向かうには2つのルートがある。網走方面から登るルートと紋別側から登るルートだ。今回は網走側から登り、紋別側に下ることにしたが、どちらも林道を走るという点では同じで、網走側の方がやや細い道という気がした。どちらもほぼ舗装はされておらず、砂利道を走るのでスピードは出せない。
網走からの道はナビでは出てこなかったが、佐呂間町浪速(サロマチョウナニワ)に入った所で国道238号線の左に「北勝水産」という大きな工場の様な建物を過ぎると、「サロマ湖展望台」の標識があった。ここを左折して行くのだが、途中まで立派な舗装道路となっているので安心していると、山に入る辺りから砂利道に変わる。そのまま一本道なので登って行く。車は1台しか通れない広さなので、対向車があるとすれ違いの場所を考えて進む必要がある。なお、これは紋別側から登っても同じだ。紋別側からは佐呂間町富武士(サロマチョウトップシ)辺りで道道961号線との信号のある交差点を過ぎて、すぐ次の細い道を右折する(T字路)。この曲がり角には小さい「サロマ湖展望台」の標識がある。
次の写真は網走側から登ってきとところで、先の小屋のようなものが見えたら、そこが紋別側から登って来た道との合流点になる。右に曲がると頂上へ向かう。
合流点の小屋、どうもトイレのようだ。なぜかここから頂上までは舗装されている。
頂上の駐車場に到着。正面の小屋はトイレ。左側に展望台に上る階段がある。クマ出没注意の看板が出ていた。
階段を上って行くと、りっぱな「サロマ湖展望台」が見えて来る。
展望台からは、サロマ湖の全景が見える。
日本3位、北海道1位の湖だけに本当に大きいことが分かる。幌岩山が湖に近い位置にあるので、ほぼ180度に湖が広がっており、全景を一度に見渡せないほどであった。
展望台から正面は北側になり、東西が開けているので、朝日・夕日や冬は流氷なども見えるのだろう。個人的には暗い時間や冬の通行と、クマが恐いが、絶景ポイントになっているのではないかと思う。
サロマ湖展望台はサロマ湖に来たらぜひ寄って見たいところと感じた。ただ、車が無いと行きにくいのが玉にキズか。公共交通機関で行くのは相当難しい。一方、大型バスが入って来るとも思えないので、車で行く人には穴場のひとつだろう。
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