ワードプレス(WordPress)の失敗のない更新(バージョンアップ)のタイミング

スポンサーリンク

ワードプレスを使っていると、更新のタイミングがけっこう早い。しかも、すぐに更新してくださいとせかされる。しかし、ここで慌てて更新すると、大体何らかのトラブルに巻き込まれる。
実は、更新はそのタイミングを考慮するだけでトラブルを避けることのできることが多い。どういうタイミングで更新すれば失敗がないか、これまでの経験から説明したい。

(なお、この対処法はワードプレスを使っていて、自分からプログラムを開発・変更する意思は無く、テーマ・プラグインをそのまま使って、プログラムは「おまかせ」でブログが出来れば良いと考えている人のレベルです。)

結論から言ってしまうと、少なくとも1か月ぐらい待ってから更新するという単純な方法が一つの解決策となる。

なお、現在、ワードプレスは更新の内でもマイナーなものは自動的に更新されており、特別に指定をしない限り、知らない間に変更されている。このマイナーな更新とはセキュリティに係わるものが主で、他への影響は少ないのでそのままにして良いだろう。一方、主要な更新については手動更新となり、ここで説明しているのは、この手動更新のことで、「更新」と表示され、自分で更新のボタンを押すまでは更新されない。なお、いずれの更新でもトラブルがあったときの対応方法については基本的に同じ方法で対応できる。

ワードプレスの仕組み

ワードプレスはそれ単体で動いているわけではなく、サーバー、テーマ、プラグインで構成されている。よって、これら各々の関係に整合が取れていなければ動かない。(自らプログラムを触っている場合は他の問題で動かなくなる可能性があるがその場合については言及しない)

ワードプレス、サーバー、テーマ、プラグインはご存じの通り作っている人や会社が全く異なる。その関係はワードプレスを中心にサーバー、テーマ、プラグインが繋がっており、ワードプレスを通してのみ相互に関係することになる。よって、ワードプレスが更新をすると他の全てが影響を受けるが、サーバー、テーマ、プラグインが更新をしても基本的には他に影響しない。

このためワードプレスは自らの更新をする際に、各関係先にどのような変更をするかを前もって連絡して、更新の公開日までに各関係先が自ら対応できるよう準備期間をもって公開するが、これには強制力や罰則があるわけではなく、あくまでも自主的な変更の依頼だから、各関係者が更新に向けて対応してはいても、公開日に間に合うとは限らない。実際、更新初日に、テーマやプラグインの更新がされているケースはあまりなく、その後、日々徐々に更新の数が増えて来る。

ただ、ワードプレスが更新をしたからといって、必ずしもテーマやプラグインの更新が必要になるわけではないから、全く更新されないこともある。ただ、なぜ更新されないのかは分からないので、更新しようとする時にすべてが対応できているのかは判別できない。
そこで、これまでの経験から言うと、更新しなければならないものが揃うのに約1か月ぐらいかかっていたというのが、おおよその実績だ。よって、これらが揃っただろう1か月ぐらいを目処にワードプレスの更新をすればトラブルの可能性が少なくなっていると言うことが出来る。
これが、1ヶ月待つ理由だが、結論を言えばワードプレスの更新は慌ててしない方が良いと言うことになる。

更新時の手順

更新時の方法は色々なサイトでの説明もあるが、自らプログラムをいじっていない場合はさほど神経質になることはない。ただ、一応、次の手順を踏んだ方が間違えない。
①すべてのプラグインを停止する
②ワードプレスのバージョンアップ(更新)を行う
③停止したプラグインの更新と有効化
④テーマの更新

なお、プラグインの停止はプラグインが起動している状態でワードプレスの更新をした際に他のプラグインやワードプレスそのものに影響を与える可能性があるためで、後で混乱しないようにやっておいた方が安心だ。

(ワードプレスの稼働確認)

一応の手順の後、ワードプレスを実際に使って試してみよう。
何の問題もなく動けば、一応更新は完了となる。

この時点もしくはしばらく後で、トラブルが出ることがあるので、対応方法を次に考える。

トラブルが出た時の対応方法

①更新後すぐにトラブルが出た場合、1回パソコを電源まで落として再稼働してみる。これはサーバーとの関係でエラーとなっている可能性があるためで、一度サーバーとの関係を断つことで修復されることがある。
②①でダメな場合、プラグインを全部停止してみる。その上で、文字の書き込みや下書きの保存ができるか確認してみる。できればワードプレスとサーバー間は問題ないので、プラグインが悪さしている可能性がある。それでもできなければテーマの可能性がある。
③テーマに可能性にある場合、他のテーマに変えてみて動くようであれば、残念ながらテーマの更新を待つか、取り敢えず他のテーマを使っておくしかない。
④プラグインの場合は停止したプラグインをひとつずつ有効化しながら問題が無いか確認するしかない。このときプラグインの更新していないものを覚えていれば、更新していないものを先に確認したほうが効率的になる。もし、対象のプラグインを見つけることが出来れば、それを停止して対象のプラグインの更新を待つことになる。(なお、この際fttpエラーや下書きが出来なくなった場合はパソコンを電源まで落として再挑戦しないとサーバとの関係がおかしくなっているので原因がつかめなくなる)
⑤なお、もし、どれもダメだとなった場合や、そんなのを調べるのも嫌だという人は、しばらく日にちを置いておくと、新たな更新が出て来るので、プラグインとテーマについてはどんどん更新をしていけば必ず回復するので心配は不要だ。

結局、更新のタイミングを焦らないで1か月ぐらい待つこと。それでもだめだったときでも、もう少し待てば必ず問題は無くなるので、ワードプレスのバージョンを戻すような荒業はやらない方が良いだろう。

コメント

  1. […] ワードプレスの失敗のない更新(バージョンアップ)のタイミング […]