北海道 駒ヶ岳登山

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北海道 駒ヶ岳(大沼公園より)駒ヶ岳

北海道 駒ヶ岳(大沼公園より)駒ヶ岳

北海道駒ヶ岳登山

 以前より北海道に行くたびに、大沼公園の近くを通ると駒ケ岳が見えて、姿の美しい山なので、一度は登ってみたいと思っていた。(2021年10月17日登山)
 天候はあまり良くなく、雨の予想が出ていた。案の定、山頂近くでは霧が出始め見通しがあまり良くなかった。遮るものがないのでとにかく風が強い。しかも、季節には早いあられのようなものも降って来た。高山ではないが装備はそれなりにする必要があると実感した。

駒ヶ岳への行き方(アクセス方法)

 交通機関としては徒歩ならばJRの赤井川駅から行くのが最短。大沼国定公園の公式情報では、「赤井川駅は無人駅、駅から6合目までは約6.5㎞、付近にタクシーはない、普通列車のみ停車する駅」とある。よって、タクシーで行く場合は大沼公園駅から行くことになる。

 私は、函館空港からレンタカーで向かった。空港から無料の高速道路が途中まであり、1時間ほどで6合目まで行くことできた。ただ、ナビで設定しようとしただが、駒ヶ岳や赤井川ゲートなどで探しても出てこず、目星をつけて、5号線側から赤井川駅脇を通っていくルートで向かったが2度も迷い込んでしまった。運よく近くの施設の人に教えてもらうことでなんとか行けたが、できれば大沼公園経由で43号線沿いに「大沼レイクゴルフクラブ」方面に進めば、ゴルフクラブの入口の手前(前方左側に見て)で「駒ヶ岳登山口」の交通標識が出ているので分かりやすい。右折してそのまま進むと、左に登山口の看板が出ているので、そちらへ向かえば後は真っ直ぐ六合目まで登れる。道は狭いが途中に交互通行できる場所や退避場所もあるので、注意して登れば問題ないだろう。なお、道は途中から砂利道になるが、速度を上げなければ、特に車高を気にしなくて登れた。

六合目駐車場~馬の背

 六合目駐車場は、30~40台止められるとある。線が引かれているわけでもないから、止め方次第ということだろう。簡易トイレがあるが、水道は引かれていない。売店や自動販売機も一切ない。山の中の広場といったところ。

 駐車場から登山道に入る。この地点が標高約500mで、馬の背の900mまで標高差400m、所要時間ほぼ1時間の登山となる。

駒ヶ岳登山口(六合目駐車場)

駒ヶ岳登山口(六合目駐車場)

 登山道入り口に注意事項が書かれている。その左に「入山届」の記帳台とポストがある。

 さっそく上るが、道はほぼ真っ直ぐに馬の背に向かって伸びている。足元は軽石やら砂などでゴロゴロ、デコボコした感じで必ずしも歩きやすいとは言えない。所々に大雨の時に浸食されたような若干深い溝があるなど気を付けなければならない所もあるが、大きな岩などは無く難しいことはない。真っ直ぐ頂上に向かって道があるので、距離的にはそう長くはないが、少し角度はあるので、それなりに体力は使う。

 周りは、草や針葉樹系の灌木が多く日を遮るものはない。馬の背までの登山道はほぼ同じ状態が続く。

七合目

駒ヶ岳七合目

駒ヶ岳七合目

八合目

駒ヶ岳八合目

駒ヶ岳八合目

九合目

駒ヶ岳九合目

駒ヶ岳九合目

あと200mの看板

駒ヶ岳あと200m

駒ヶ岳あと200m

あと100mの看板

駒ヶ岳あと100m

駒ヶ岳あと100m

駒ヶ岳 馬の背

 ここが現時点で登れる最上部である。標高約900m。本来の頂上はまだ先だが、今は噴火の危険からこの地点より上は入山規制されており、一面にロープが張ってある。

駒ヶ岳 馬の背

駒ヶ岳 馬の背

 馬の背に近づくにつれて霧がかかってきた。周囲の見通しがあまり良くないのが残念だが、これも山の気候だからやむを得ない。残念ながら馬の背から山頂は見えなかったが、途中の馬の首あたりの登山道と山頂に伸びる稜線の一部が、一瞬の霧の晴れ間に見えた。この先に駒ヶ岳の最高峰「剣が峯」1131mがある。

駒ヶ岳 剣ケ峯への登山道

駒ヶ岳 剣ケ峯への登山道、右奥が山頂へ続く尾根

 なお、下の写真は登って来る時に、七合目と八合目の間で現れた剣ケ峯の姿。この後は全く顔を出さなかった。

駒ヶ岳 剣ケ峯

駒ヶ岳 剣ケ峯

 下山も同じ道をたどる。馬の背では霧で見通せなかったが、登山道のほぼ全長に渡って、正面に大沼を見下ろすことができる。遮るものがないこともあって、非常に景色の良い登山道だ。

駒ヶ岳

そして、馬の背や途中の登山道には、シラタマノキの実がなっていて、唯一彩を添えていた。

シラタマノキ(実)

シラタマノキ(実)

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