室戸岬から鳴門に向かう途中に、JR海部(かいふ)駅~甲浦(かんのうら)駅をつなぐ阿佐海岸鉄道が国道に沿って通っているので、寄ってみた。営業キロは8.5㎞で、中間に宍喰(ししくい)駅があるだけの、わずか3駅の鉄道だ。時刻表を見ると1時間に1本ほどは出ているようだ。ワンマンカーで、いずれも無人駅。何故かは知らないが、全線高架になっている。
甲浦(かんのうら)駅に行ってみた。駅舎はあるが、どうみても使っている様子はなく、駅名の表示もない。時計も止まったままだ。どうも解体を進めているようにも見える。
ということで、高架の上のホームが駅ということになるのだろう。
続いて途中の宍喰(ししくい)駅の近くの宍喰海岸に寄ってみた。周りは、海水浴や釣り、キャンプなども出来るようだが、あまり人影は見えなかった。
海岸に降りてみた。夏場は海水浴場になっているのだろうか、砂浜が続いている。先には岩礁がある。やや波が強い気もしたが、きれいな場所だ。
次に、JRとの接続駅になる海部(海部)駅に寄った。ここの駅舎らしきものも使用されていないようだ。階段を登ったところにあるホームが駅ということになるのだろう。
行った時間には列車は走っていなかったせいか、どの駅でも人影を見ることはなかったが、いずれも近くに民家はあり生活路線になっているのだろう。
観光案内を見ると、各駅の周辺は海洋レジャーが中心のようだ。通りすがりだったので、じっくり見るには至らなかったが、辺境の路線の一端を垣間見ることができた。
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