九州旅行のおトクなきっぷ一覧(2019/10運賃改定)

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九州を旅行するのに使えそうなお得なきっぷをまとめてみた。九州全体を網羅したものや、一部地域を限定したものなど様々あり、きっぷ毎に特徴があり、目的や日程、年齢や予算によってもお勧めのきっぷは変わってくる。フリーきっぷとしてや、そうでないときにも使えそうなものがあるので紹介していきたいと思う。

九州を一周できるフリーきっぷ

JR九州と九州の私鉄を全部利用できる「旅名人の九州満喫きっぷ」

九州の全鉄道が対象のフリーきっぷ

●利用条件等
・JR九州の普通・快速列車の普通自由席と九州内の全ての私鉄に、3回乗車することができる。
(3回とは、1日・1人を1回として3回利用できる。例えば、有効期間3か月以内に1人で3回、または3人で同時に使用などの組み合わせができる)
・JR九州は普通・自由席以外に乗車の場合は別途、運賃と料金が必要。私鉄は指定席や企画列車の場合は別途その料金が必要(運賃は有効)
●ねだん
・大人・小児とも11,000円
●利用期間
・通年

(詳細) 「旅名人の九州満喫きっぷ」

JR九州の列車に乗り放題の「ぐるっと九州きっぷ」

JR九州の普通列車利用のフリーきっぷ

●利用条件
・JR九州の普通・快速列車の自由席に、連続する3日間乗り降り自由。
・新幹線・特急・指定席などは料金を支払えば乗車可(運賃不要)
・私鉄には乗れない

●ねだん
・大人 14,770円、小児 7,380円

●利用期間
・通年

(詳細) JR九州の普通列車に乗り放題の「ぐるっと九州きっぷ」

青春18きっぷ

日本全国のJRの普通列車利用のフリーきっぷ

●利用条件
・日本全国のJRの普通・快速列車の自由席に乗車可。
・利用期間内に1人・1日を1回として5回乗れる(グループ利用も可)。
・肥薩おれんじ鉄道は利用期間中に「おれんじ18きっぷ」大人・小児とも2,060円を当日有効で販売(おれんじ鉄道内乗り降り自由、おれんじ鉄道の駅で販売)

●ねだん
・大人・小児とも 12,050円

●利用期間
【春季】2019年 3月 1日~2019年 4月22日
【夏季】2019年 7月 1日~2019年 9月30日
【冬季】2019年12月10日~2020年 1月10日

(詳細) 青春18きっぷの使い方 

グリーン車を使って夫婦で九州を周遊

日本全国のJRの企画きっぷ「フルムーン夫婦グリーンパス」

夫婦での利用が条件。夫婦の年齢の合計が88歳以上の場合に購入ができる
●利用条件等
JR全国の全路線の新幹線(除く、のぞみ・みずほ)、特急列車・急行列車・普通列車のグリーン車、B寝台およびBRTに乗車できる。一部の第三セクターが条件付きで利用できる
JRバスは使えない(東日本のBRTは利用可)
●ねだん
5日間用   84,330円
7日間用  104,650円
12日間用 130,320円
●利用期間
2019年10月~2020年6月
下記期間は利用不可
2019年12月28日~2020年1月6日、3月21日~4月5日、4月27日~5月6日

(詳細)フルムーン夫婦グリーンパス

JR九州の会員限定のフリーきっぷ

JR九州には「ハロー!自由時間クラブ」という会員制度があり、会員になれば九州周遊の「ハロー!自由時間パス」という新幹線・特急も利用できるフリー切符を購入することができる。

●「ハロー!自由時間クラブ」の入会
・加入条件 男性満60歳以上、女性満50歳以上
・加入方法 JR九州Web会員に登録した後、ハロー!自由時間クラブに登録
・入会金・年会費等 なし

JR九州のサイト「ハロー!自由時間クラブ」

●「ハロー!自由時間パス」の利用条件
・九州新幹線・特急列車を含むJR九州全線または北部を連続する3日間乗り降り自由なフリーきっぷ
・座席指定は6回まで利用できる
●ねだん
全九州版   17,310円(インターネット購入15,790円)
北部九州版 9,170円(インターネット購入  8,350円)
※北部とは、【三角~宇土~熊本~(豊肥本線)~大分】を含む線より北部のエリアのJR九州全線
●利用期間
・通年
・販売は前日まで、パスの受け取りや列車の予約はJR九州の主な駅のみでしかできない

(参考) JR九州「ハロー!自由時間クラブ」の概要

九州限定エリアのフリーきっぷ

熊本・人吉・隼人・霧島・鹿児島を巡る「肥薩線のんびりきっぷ」

●フリー区間

 

 

 

 

 

●利用条件
・普通列車、快速列車、特急列車の自由席・指定席とも乗り降り自由
・SL人吉(熊本~人吉、運行日注意)に乗車の場合は座席指定券820円(小児410円)が必要
・「かわせみ・やませみ」(熊本~人吉)のベンチシート利用の場合のみ730円(小児360円又は370円)が必要。
※熊本~人吉~吉松間の特急は車両も少なく、全席指定であったり、自由席があってもごくわずかしかないので要注意。この間の特急列車については事前に指定席を取っておくとよい。
・新幹線は、熊本~鹿児島中央の間で往路または復路のどちらか1回のみ利用できる。指定席利用可。新幹線区間はフリー区間ではないので途中下車すると前途無効となる(駅内の乗り換えは可)。
●ねだん
・熊本または鹿児島中央発:大人 10,690円、小児 5,250円(有効期間3日)
・福岡市内発      :大人 15,720円、小児 7,860円(有効期間3日)
※福岡市内発の場合、博多~熊本間は往復新幹線の指定席を利用可。
●利用期間
・通年

(詳細)熊本・人吉・隼人・霧島・鹿児島を巡る「肥薩線のんびりきっぷ」

肥薩おれんじ鉄道のフリーきっぷ{JR・おれんじぐるりんきっぷ」

おれんじ鉄道区間がフリーで、行か帰りに新幹線を利用できる

●フリー区間

●利用条件
・往復のうちの片方はJR在来線と肥薩おれんじ鉄道を使い、もう一方は新幹線を使う。
・新幹線自由席、JR特急自由席・普通自由席、肥薩おれんじ鉄道の自由席に乗車可。
・フリー区間は肥薩おれんじ鉄道の区間のみ
・JR区間は一方向でのみ利用でき、途中下車できるのは、川内、新八代、八代駅のみ(新幹線との折り返しの場合の乗換駅は下車可)
●ねだん
・大人・小児とも同一(有効期間2日)
熊本エリア版:      おれんじ鉄道の八代~水俣間がフリー(ねだん5,240円)
鹿児島エリア版:  おれんじ鉄道の出水~川内間がフリー(ねだん4,200円)
ワイド(両エリア):おれんじ鉄道の八代~川内間がフリー(ねだん8,380円)
●利用期間
・通年

(詳細)肥薩おれんじ鉄道の旅きっぷ「JR・おれんじぐるりんきっぷ」

その他のお得なきっぷ

ハウステンボスに行くきっぷ{ハウステンボスアクセスきっぷ」

●利用条件
・JR九州の主要な駅からハウステンボスへの往復きっぷ。入場券は含まれない。
・出発地ごとに乗ることのできる列車は異なり、3日間の有効期間がある。
・列車の途中下車は出来ない(フリーきっぷではない)

(詳細)ハウステンボスへ行くJR九州往復きっぷ 

JR九州ネットきっぷ (数量限定、早割もあるネット販売の割引きっぷ)

「JR九州Web会員」になれば購入できる(入会金、年会費、会員期間はない)。
区間や、購入時期により差があるが、おおよそ30%~50%の割引となるものもある。
以下のようなきっぷがあり、購入方法次第で非常にお得なきっぷになっている。

きっぷの種類 発・着駅 特徴
九州ネットきっぷ 主な新幹線・特急停車駅 九州新幹線と特急列車の区間の割引きっぷ。ほぼどの駅間にも設定されている。出発6分前まで販売
九州ネット早得3 博多・熊本・鹿児島中央・長崎・佐世保・別府・大分・小倉 左記の駅間の新幹線・特急列車の割引きっぷ。利用駅が限定されている。3日前まで販売。九州ネットきっぷより1割前後安い。
九州ネット早得7 博多~熊本・鹿児島中央・長崎、熊本~鹿児島中央 利用区間は左記に限定されている。7日前まで販売。早得3より1割前後安い。博多~熊本間は「つばめ」限定でさらに安くなる。
BSみやざきネットきっぷ、早得7、早得14 博多~新八代~宮崎 博多から宮崎に行く最短コース。新幹線で新八代、JR九州バスで宮崎へ、約3時間(日豊線経由だと約6時間)。当日、早得7、早得14がある。

(詳細)JR九州のきっぷを買うなら「ネットきっぷ」がおとく 

JR九州の往復割引きっぷ「2枚きっぷ」

JR九州には「2枚きっぷ」というきっぷがある。JR九州内の指定の区間のきっぷを2枚発行、往復でも一方通行2回でも1か月の有効期間中に使うことができる。「ネットきっぷ」との比較では、「2枚きっぷ」の方が、「ネットきっぷ」の早割ではないものより若干高目に設定されている。ただ、「ネットきっぷ」は会員登録が必要で、インターネットでしか販売しておらず販売数量には制限がある。よって、会員になっていない場合や、「ネットきっぷ」が数量限定のため購入できなかった時には利用できる。

(詳細)JR九州の往復割引きっぷ「2枚きっぷ」 

都市間バスの一覧

九州島内は比較的JRの交通網がそろっているので、ほぼJRを使って旅行することができる。しかし、費用面ではバスの方が安いのは周知の通りであり、さらに夜行バスなどもあるため時間はかかるが、効率的に移動したい場合などは利用価値がある。以下に、九州島内の主要な都市間バスを一覧にしてみたので参考にしてください。

主要都市間バスの一覧表

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