JR四国・土佐くろしお鉄道全てフリーの「四国グリーン紀行」(2019/10運賃改定)

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特急・指定・グリーンもフリーのきっぷ

「四国グリーン紀行」はJR四国・土佐くろしお鉄道と一部のJR四国バスを網羅し、普通列車・特急列車の自由・指定・グリーンにも乗れるフルタイプのフリーきっぷとなっている。同じようなきっぷに「四国フリーきっぷ」がある。ねだんでは「四国グリーン紀行」の方が高く小児ねだんがないが、有効期間が4日間と1日長い。土佐くろしお鉄道は「四国フリーきっぷ」の場合、ほぼ対象外なので、土佐くろしお鉄道に乗る場合は圧倒的に「四国グリーン紀行」の方が有利になる。土佐くろしお鉄道を利用するかどうか、小児がいるかいないかでも変わって来るので、簡単に比較をしてみた。使い方次第なので、どちらが良いかは旅行の計画に合うか比較してみると良いだろう。

項目 四国グリーン紀行 四国フリーきっぷ 主な違い
ねだん(大人) 20,950円 16,440円 差 4,510円
ねだん(小児) 20,950円 8,220円 差 12,730円
有効期間 4日間 3日間 1日の差がある
利用列車 普通・特急 普通・特急
利用できる席種 自由・指定・グリーン 自由 「フリーきっぷ」は、指定・グリーン料金要
利用できる他車線 土佐くろしお鉄道全線 土佐くろしお鉄道の窪川~若井間のみ 若井~宿毛、御免~奈半利の利用の有無
土佐くろしお鉄道全線の片道金額 0円 2,560円 差  2,560円

四国旅行のおトクなきっぷ一覧

四国グリーン紀行の概要

利用できる列車

・JR四国線全線(宇多津~児島間を含む)の普通列車、特急列車の自由席・指定席・グリーン席。
ただし、サンライズ瀬戸は利用できない。
・土佐くろしお鉄道線全線(窪川~宿毛、御免~奈半利)の普通列車、特急列車の自由席・指定席・グリーン席。
・JR四国バスのうち、路線バス(大栃線、久万高原線)は利用できる(高速バスは利用不可)。
–大栃線は土佐山田~大栃間で、龍河洞、アンパンマンミュージアム、轟の滝、物部川など
–久万高原線は松山~久万高原間で、久万高原ふるさと旅行村や天体観測館など

※指定席やグリーン席は事前に指定を受けておく必要があり、フリーきっぷ購入時か、事前購入した場合はフリーきっぷを提示した上で購入する必要がある。

利用期間

・通年(利用限定期間はない)

有効期限

・連続する4日間

ねだん

・大人・小児とも 20,950円

発売箇所

・JR四国の駅のみどりの窓口、ワープ支店、駅ワーププラザ及び四国内の主な旅行会社

まとめ

四国を一周したいという人には、期間が一番長く、指定やグリーン車も使えて、乗り降り自由な区間が最も広いという点では、この「四国グリーン紀行」が最もお得で使いやすいのではないかと思う。
四国のフリーきっぷは、前段で「四国グリーン紀行」と「四国フリーきっぷ」の比較を行ったが、他のフリーきっぷとの間でも有効期間の長さと、土佐くろしお鉄道に乗るか乗らないかという点を決めれば、どのきっぷを選べばよいかが自ずと決まって来そうだ。そういう意味では分かりやすいフリーきっぷの構成になっている。
ちなみに、この他にもフリーきっぷがあり、「週末乗り放題きっぷ」、「四国再発見トクきっぷ」という有効期限が1日で土日や休日限定というものもある。
なお、誕生日月に四国旅行をする機会があるなら「バースデイきっぷ・グリーン車用」13,240円、「バースデイきっぷ・普通自由席用」9,680円というきっぷがある。有効期間はどちらも3日間でJR四国と土佐くろしお鉄道を利用できる。2種類のきっぷの違いは前者が特急の指定・グリーンを利用できるが、後者は普通列車の自由席のみとなっている。非常に格安だし、同行が3人(合計4人)まで購入することができるので、同行者の中を含めて誰か誕生日月の人がいれば、最もお勧めだ。

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コメント

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