ハウステンボスへ行くJR九州往復きっぷ
JR九州の主要な駅からハウステンボスへの往復きっぷがある。入場券は含まれておらず、JRの指定の駅からハウステンボス駅間の往復切符となっている。出発地ごとに乗ることのできる列車は異なり、3日間の有効期間があるが、列車の途中下車は出来ない(フリーきっぷではない)ので、あくまでもハウステンボスにピンポイントで行きたいという人向けと考えた方が良いだろう。せっかく近くまで来たので、佐世保や平戸に行きたいという人は、全く別に運賃等を払って期間内に指定駅に戻れば行くことは出来るが、有効期限や帰りの乗車駅には注意しなければならない。
以下に、「ハウステンボスアクセスきっぷ」と通常ねだんとの比較をしてみたので参考にしていただきたい。
表1:ハウステンボスアクセスきっぷと通常ねだんとの比較
乗車駅 | 大人ねだん(※1) | 通常ねだん | 使用可列車 | 割引額 | 割引率 |
北九州市内 | 7,850 | 13,140(※2) | 特急普通指定 | 5,290 | 40% |
熊本 | 10,790 | 13,080 | 新幹線普通自由+特急普通指定 | 2,290 | 17% |
鹿児島中央 | 22,000 | 24,940 | 新幹線普通自由+特急普通指定 | 2,940 | 11% |
大分 | 10,370 | 19,320 | 特急普通指定 | 8,950 | 46% |
佐賀 | 3,450 | 3,940 | 特急普通自由 | 490 | 12% |
諫早 | 1,680 | 1,900 | 普通・快速 | 220 | 11% |
長崎 | 2,520 | 3,000 | 普通・快速 | 480 | 16% |
福岡市内(※3) | 5,140 | 7,900(※4) | 特急普通指定 | 2,760 | 35% |
※1比較のため大人ねだんのみ表示、小児ねだんは半額10円未満は切り捨て
※2「小倉」の場合で計算
※3福岡市内からの「ハウステンボスアクセスきっぷ」は無いので、「2枚きっぷ(指定券)の福岡市内ーハウステンボス」の金額を引用
※4「博多」の場合で計算
ハウステンボスアクセスきっぷの概要
利用できる列車
・出発地によって乗れる列車が異なるので、表1を確認してもらいたい。なお、特急の無い場合は快速、普通列車の自由席を利用できる。
・自由席を指定席やグリーン席に変えたいときは、その分の料金を別途支払い、事前に駅にて予約して乗車する必要がある。
・乗車できる路線
九州新幹線・日豊本線・鹿児島本線・長崎本線・佐世保線・大村線又は、※久大本線・鹿児島本線・長崎本線・佐世保線・大村線
・往復乗車券なので一方向にのみ進むことができ、戻ることは出来ない。
・往路の出発指定駅までのきっぷ、復路の到着指定駅からのきっぷは別途購入が必要。
・福岡市内からの出発の場合は「2枚きっぷ(指定券)の福岡市内ーハウステンボス」を購入のこと。利用列車の条件は同じだが、有効期間は1ヶ月ある。
利用期間
・通年 (利用限定期間はない)
有効期間
・「ハウステンボスアクセスきっぷ」 3日間
・「2枚きっぷ(指定券)の福岡市内ーハウステンボス」 1か月
販売箇所
・JR九州の駅、旅行の窓口、九州内の主な旅行会社
まとめ
「ハウステンボスアクセスきっぷ」はフリーきっぷではなく、あくまでも往復切符なので、基本的にハウステンボスに行きたいという場合に一番効率的なきっぷになっている。よって、ハウステンボスを含めて、それ以外も目的地にするならば、JR以外にも乗れる「旅名人の九州満喫きっぷ」やJR九州の全域のフリーきっぷ「ぐるっと九州きっぷ」なども比較してみた方が良いだろう。
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