JR九州:ネットきっぷ(2019/10運賃改定)

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「JR九州Web会員」で30%~50%の割引きっぷが買える

九州を旅行するためのきっぷには、九州全体をカバーしたフリーきっぷや往復券付きのフリーきっぷ、地域のみのフリーきっぷなどがあるが、往復券付きの場合は出発駅が限定されていたり、地域のフリーきっぷではもともとフリーエリアに行くまでのきっぷがない。こんなとき、その地域までのきっぷが欲しいという場合や、単純にある区間のきっぷを買いたいという場合は、インターネット割引のきっぷ「ネットきっぷ」がお勧めだ。購入するためには「JR九州Web会員」になる必要があるが、インターネットで会員登録ができ、入会金や年会費、会員期間もないので気楽に入って、お得なきっぷを見つけるのが良さそうだ。

「JR九州Web会員」でどんなきっぷが買えるか?

きっぷの種類

きっぷの種類 発・着駅 特徴
九州ネットきっぷ 主な新幹線・特急停車駅 九州新幹線と特急列車の区間の割引きっぷ。ほぼどの駅間にも設定されている。出発6分前まで販売
九州ネット早得3 博多・熊本・鹿児島中央・長崎・佐世保・別府・大分・小倉 左記の駅間の新幹線・特急列車の割引きっぷ。利用駅が限定されている。3日前まで販売。九州ネットきっぷより1割前後安い。
九州ネット早得7 博多~熊本・鹿児島中央・長崎、熊本~鹿児島中央 利用区間は左記に限定されている。7日前まで販売。早得3より1割前後安い。博多~熊本間は「つばめ」限定でさらに安くなる。
BSみやざきネットきっぷ、早得7、早得14 博多~新八代~宮崎 博多から宮崎に行く最短コース。新幹線で新八代、JR九州バスで宮崎へ、約3時間(日豊線経由だと約6時間)。当日、早得7、早得14がある。

ねだんの比較

代表的な区間のねだんの比較をしてみた。(いずれも指定席利用の場合)

区間 通常 ネットきっぷ 早得3 早得7 つばめ
限定
利用列車
博多~熊本 5,230 3,670 3,060 2,620 2,390 新幹線
博多~鹿児島中央 10,640 9,430 8,760 7,850 新幹線
熊本~鹿児島中央 7,070 6,540 6,000 新幹線
博多~長崎 4,800 3,150 2,550 2,340 特急
博多~別府 5,680 3,150 2,550 特急

ネットきっぷは、大方の新幹線や特急の停車駅間での設定がされているが、その他のきっぷは区間が限定されているので、同じような値引きが全てにあるわけではない。

博多~宮崎間については、列車のみの使用か、バスとのセット利用によって大きく値段が異なる。所要時間はバスとのセットの方が短い。
なお、バスとのセット利用の場合は「B&Sみやざきネットきっぷ」という名称になっている。

区間 通常 ネット
きっぷ
早得7 早得14 利用列車等
博多~宮崎(※) 9,580 5,760 特急
博多~新八代~宮崎 10,070 7,130 6,110 5,090 新幹線・バス

(※)鉄道で行く場合は、博多より鹿児島本線で西小倉経由、日豊本線で宮崎へ行くことを想定。

きっぷのねだんの検索と購入方法

きっぷのねだんの検索方法

ネットきっぷを買うには「JR九州のWeb会員」になる必要があるが、ねだんの検索は会員でなくとも見ることができる。

予約画面を見たい人はここをクリックしてください。

このような画面が出て来るので、必要項目を入力して、検索すると

このような画面に変わり、きっぷの比較できる一覧表が出て来るので、どれを選ぶかを決めることができる。

きっぷの購入方法

・Web会員になっていれば、自分の欲しいきっぷをクリックして予約することができる。
ただ、これは支払と予約だけなので、実際のきっぷは駅窓口や指定席券売機で出発前に受け取らなければ乗車できないので注意。
・あくまでもインターネットで予約・購入をするのが条件で、駅窓口では販売しない。
・販売枚数に制限があるので、早めの予約が望ましい。
・他の割引や割引きっぷとの併用はできない。

Web会員になるには

「JR九州Web会員」には、年齢制限、入会費、年会費はなく誰でも入れる。また、会員期限は原則無期限なので更新手続きなどの手間は不要。

「JR九州Web会員」の入会手続きはここをクリック

なお、男性満60歳以上、女性満50歳以上の場合は、「ハロー!自由時間クラブ」という会員制度があり、九州周遊のフリー切符の購入が可能となるなどの特典があるので、参照してみると良いだろう。

まとめ

九州を旅行しようとすると意外にきっぷの選び方が難しいことがある。理由のひとつはJR九州の限定きっぷとして九州全体を網羅するフリーきっぷがどれも3日間という期間であること。私鉄に乗れるフリーきっぷはあるが、一般的なものとしては、新幹線や特急に乗り降り自由というものはない。このため時間を有効に使おうとすると別途料金の支払いで結構高くついてしまうケースがあること。ふたつめ理由として、地域のフリーきっぷはあるが、出発地が限定されていたり、フリーエリア内でしか使えず、そこに行くためのきっぷが必要になることが挙げられる。
そのようなとき、JR九州には様々な片道や往復切符(2枚きっぷ)が用意されているが、一体どれが一番お得なのかが分かりにくい。このような場合、「JR九州Web会員」になって「ネットきっぷ」を探すのが良さそうだ。すべてを調べたわけではないが、おおよそ「ネットきっぷ」が他の割引きっぷよりもお得になっている。
よって、九州旅行の場合は、フリーきっぷだけでなく、「ネットきっぷ」を組み合わせたり、単に「ネットきっぷ」だけで旅行するという選択肢もある。九州の旅行は、この「ネットきっぷ」のおかげで、むしろ旅行のバリエーションが広いと言えるのではないかと思う。

コメント

  1. […] して、「JR・おれんじぐるりんきっぷ」を買うこともできる。一度降りなくてはならないが、「ネットきっぷ」などの割引きっぷを組み合わせて使うことでお得に旅行することもできる。 […]

  2. […] ネットきっぷの案内:JR九州のきっぷを買うなら「ネットきっぷ」がおとく […]